japan.linux.com | SCO Groupの対IBM訴訟で3度目となる訴状変更
SCO Group(米国ユタ州リンドン)は、IBMが同社のUnixコードのうち200,000行を自由に配布されているLinuxオペレーティング・システムに流用した証拠があると主張している。提訴以来、同社はその訴状内容をたびたび変更しているが、このほど3度目となる変更を連邦裁判所に求めた。
一方のSCOは、コード転用の証拠は過去半年の間にIBMから得た文書で初めて知ったと主張している。
( ゚д゚)ポカーン
この騒動を始めた段階で「既に証拠は揃っていて、然る可きときがくればいつでも証拠は出せる(だから、Linuxを使ってるてめえら皆金払わないと大変な事になるぜ)」と言っていた人はどこのだれですか…と。何処の誰もなく当然それはSCOのダールマクブライド様その人なんですが、よくもまあ今になってこんな事が言えるなと。散々これまで証拠出せと判事から命令が出ていたにも関わらず裁判所側から見て「証拠足りうる物」が一個も出せてない現状を考えると何とか争点をコロコロと変える事で「証拠に必要な要件」を変化させ、裁判所から「じゃあそう主張するなら、いついつまでに証拠だせ」と言わせる事で、期限を延ばして裁判を長びかせようとしているとしか思えない。
AとBとCという主張に関する証拠としてA'とB'とC'という証拠を用意する義務がSCOに発生して、SCOはその証拠の用意が出来ない。期限が迫ると「AとBとCなんていう主張はしていない、訴状を書き直した通り我々はDとEとFという主張している。AとBとCなんて事は始めから言っていないから証拠を出す義務はない」という具合に訴状を書換えるわけです。
で、そうなれば当然判事は「じゃあDとEとFの証拠を出しなさい」と言うわけですが、SCOは当然のように「我々はDとEとFなんていう主張はしていない。書き直した訴状を見ればわかる通りGとHとIという主張をしている」と同じように切り抜けるわけです。
こんな事が延々と続いてるわけですよ。馬鹿馬鹿しい。