2005年07月08日

テラワロスww

japan.linux.com | Windowsのユーザビリティが急速に改善

Microsoftはここ数年、デスクトップOSのユーザビリティをLinuxに近づけようという動きを見せている。Microsoft Windows XP Home Edition(SP2)は、安定性と外観の面ではWindowsの以前のバージョンに比べて大きく改善されているが、一般ユーザのユーザビリティの面ではGNU/Linuxに及ばない。



記事のタイトルみて「もしや」と思ったら、思い通りの内容でワロス。
まあこういう見方も出来るという話。仕事柄色んなPCを触って、色んなPCのメンテをしているんですけども、OSのインストール時にグラボと液晶とWinXPとのそれぞれの相性が悪いのかやたらに点滅しまくる現象というのは実際あります。DsubとDVIどっちもついてるPCだとどっちに入力信号流すかXP側がわかってなくて全然液晶が点灯しない事もありますし。

記事にある通りプレインストールのPCを買うなら何ら問題は起りませんし、それなりに便利なソフトがついていたりするので使用にも問題はないのですけれども、パッケージ版あるいはベアボーンPCとか中古PCとかについているOEM版なんかを買ってインスコする時はちょっと面倒くさいです。特に自作PCなんてのは最悪です。ドライバあたらないわパブリッシャー使いたいのにネットに繋がらないわなんて事が場合によりけりですがあって、そういう目に合うとかなりの地獄です。「不明なデバイス」とかもうわけわかんない形で認識してたり、全くもってデバイスとは関係ないドライバインスコされて「?」になってるとか。例えば外付けHDD繋げたのにある日突然「USB印刷サポート」と認識されてわけがわからなかったり。デスクトップなら中あけてみれば大抵解決しますし、新しいパーツ(XP発売以後のパーツで対応済みの物)を買えばドライバくらいは入ってるでしょうからいいんですけども法人向けビジネスモデルのノートPCにパッケージ版(あるいは店舗側で付けたOEM)を入れるとしたら嫌になります。もうわけわからん。ググってもまず出てこないし、メーカーサイトでドライバを公開しているかどうかも世代によっては微妙。特にノートだとリースで当り前ですから、当然自前でOSをバージョンアップしなくてあたりまえでメーカー側でキチンと全部のデバイスに対して対応ドライバ出さなくてもまず問題が起らないのでせいぜいVGA周りとかLANとか必要最低限のもののみの対応に留めておくという事も多々あります。そんなものに知らずにぶち当ると地獄を見ます。

まあ、ドライバが付属していたにしてもこっちがCDやらFDを入れ替え差し替えで手動インスコ(デバイスマネージャからのドライバ更新)をやる手間はかなり面倒ですし、記事中にあるとおりLinuxの場合は過去散々「ドライバが無い」とか言われていながらも最近では最新のPCにKnoppixあたりをブチ込んでも大抵自動認識してくれちゃいますから便利です。

Windows標準添付のドライバで動かないなら動かないなりにチップ名とかPCIのチャンネルとかをきちんと表示して問題解決しやすくしてくれればいいんですけれども、WindowsではベンダID等しかわかりません。それでググってもまずヒットしませんし、Windowsが認識したデバイス名はほんとにあてにならないのでどうしようもないです。

「誰にとっても簡単でわかりやすく何の問題も使える」なんてのは流石に神話です。っていうかそれが本当なら誰も何も不満も持たないし、LinuxやらMacやらなんていう二次 三次勢力は一切出る幕が無いです。日陰者もいいところで、0.0001%のシェアも奪えないです。
posted by bf109 at 21:44| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マウスコンピュータがやらかした

japan.linux.com | MCJ、5万円台で最新Linux OSをプリインストールしたノートPC

MCJ(高島勇二社長)は、ターボリナックス(矢野広一社長)の「Turbolinux 10 Desktop Basic」をプリインストールした、税込5万円台の低価格ノートパソコン2機種を7月中旬に発売する。



やりやがったぜこのやろう。

こういうのを買う層はせいぜい
「ぼくたんリナックス(のインストールが出来るから)使えるお!」
って程度のちょっと金に余裕のある人だけ。すげー少い。
詳しい人はわざわざメーカーが勝手に手加えたTurboが入ったハンパなスペックのPCを、電源周りの評判が悪いメーカーから買うなんて事はしない。Turboをどうしても入れたいならもっとマシなPCを買う。だって今はどこのPCだって安いし、BTOでOS無しも選べる御時世ですからLinux使いたいならタダでダウソしてパソコン工房あたりから適当なPC買えばいいしHPでもDellでも何でも安いところはいくらでもあるし。それらと比較してマウスコンピュータが絶対的なアドバンテージや信頼感があるわけでもない。しかもそれに入ってるのがLinux。
詳しい人間も素人も、半端Linuxerも買わない。

正直、今のところPCの性能がバカみたいに高い現状から考えて
OSや付属のアプリの個々の機能の性能的な利点なんかは完全無視するとして、Linuxに何の利点があるかと言えば
DebianとかGentooあたりでのメンテナンス性の高さ(見通しの良さとかカスタマイズ性とか)くらいなんじゃないかと思われ。
無論、きちんとあるべき形(ユーザの趣向、使い方、目的に合わせた形)を維持 発展させていけるだけの正しい知識と情報を持ってるかどうかどうかが肝で、これから僕たんリナックスに入門するお!って人には当然むりぽ。
知るべき事を知っていれば効率は絞りだせるし、使い勝手も良いとは思うのだけれども、別に今時の高性能なPCならWinXP入れて都度WindowsUpdateを適当にかけつつ使ってりゃ普通の人にとって何ら問題にならない。非効率な部分に関してはWindowsの事しか知らなければ何ら問題にならないだろうし(こんなもんだと思えるだろうから)、逆に駆け出しLinuxerや中途半端LinuxerだとWindowsの方が便利に感じるだろうから、そうであるならばWindowsを使っていたほうがよほど良い。効率面でもそうだし数の面ではWindowsの方が圧倒的に普及している現状、単純に普及率の高いOSを使っている方が便利な事も多い。

そしてよりによってTurboですよ奥さん。Turboの何が悪いとは言わないですけども、買ったままの状態で放置して使うなら便利でしょうけどもハードベンダサイドできちんとOEM供給しているOSのメンテして毎度アップデート流せるのかも疑問ですし、ユーザーが何もわからなかったり半端知識でもって半端に手加えて整合とれなくなってワヤになる事だって当然あるでしょうし、そこらへんきちんとサポできるんでしょうかねぇ。ディストロに問題丸投げで後は放置じゃ最悪です。

アプリインスコしたいんだけど−的なものはスルーで良いでしょうけど、デフォで入ってるソフトの設定変えて何やらおかしい、どこ変えたのかわからんけど何かおかしい動かないなんていうクソなSOSは2chあたりでも頻繁に見られるわけで、これと似たようなテメェで垂らした糞踏みつけてキレてるアフォなんざザラに出てくるだろうから、そんなのの面倒見切れるのかも疑問。

そもそも、どういった客層とターゲットにしているのかが全く理解できない。
素人向けに売ったところで詐欺まがいだし、買い換えユーザーを狙ったところでWindowsから離れるという人は非常に少ないのは目に見えてる。既存のLinuxユーザーに向けてといってもあえてTurboに乗り換えようという人がいるかどうか、仮にいたとしてわざわざ五万出してプレインストール機を買うかどうか。そこまでLinuxに重点を置くユーザーがいるかどうか、仮に置いたにしてもそれがTurboかどうか。問題は山積です。そうまでしてLinuxを全面に押し出したい理由もわからん。

Linux関連の仕事をしている人向けとしても、職場で使うディストリと合わせた方が整合性が保たれるという事を踏まえて「Turbo搭載機」を選ぶかどうかという問題もあります。

例えプリインストールでも事実上非標準なOSなだけにきちんとサポしないと、ただただLinuxの評判が落ちに落ちまくるだけな悪寒。Lindowsしかり。まあそもそも売れないでしょうからどうでもいいですけどね。評判落しまくってハイさようならじゃ、さすがにマメに頑張ってるマジメな開発者達が哀れ。
posted by bf109 at 20:56| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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