2005年08月23日

商業的な観点から見たLinux

L・トーバルズ:「Linuxの商標ライセンス料は1セントももらっていない」 - CNET Japan

Linuxの生みの親であるLinus Torvaldsが、Linuxの商標保護の正当性を主張するとともに、2次ライセンス供与は採算に合わないと主張している。




私のような一般利用者から見ればLinuxはタダの割に質のいいOSという事でありがたい事この上ないわけなんですが、商業的な観点から見るとタダかタダでないかが理解できなくなっている人がいます。

Linuxの商標に関する問題がそれでOSの利用そのものにはお金はかかりません。もちろんRHELのような商用パッケージであれば入手やサポートにお金はかかるものの、中に入っているものの殆どは基本的にタダで入手できます。で、そこの何を勘違いしたかというと、ソフトウェアとしてのLinuxを何らかの形で利用しており、更に事業や企業の"名称として"「Linux」という名前を利用しようとした場合「どちらにお金がかかっているか」がわかってない(または報道できちんと伝わらない)というものです。このお金のかかる場合というのは、「Linuxではない物(事)にLinuxという名をつける場合」であって、例えば「ナントカLinux株式会社」とかいう場合です。

商標にお金がかかるのは、単純にLinuxという名のつく物がそこらじゅうに溢れるのを避けるためなのですが、どうもこの事に対する理解者が少ない。Linus自身はこの商標で得られる(と予測される)収益にはタッチできない(貰えない)という事なのですが、どうもその辺を絡めて意味のない批判をする人が多いわけです。つまり名前もオープンソースなんだから好きに使わせない時点でオープンソースの理念に反する(偽善的だ)とか。この批判の中身は非常に浅いです。特に特許問題と絡めて商標保護を批判するというあたりは頭悪い。「なぜ特許が問題視されているのか」を全く理解せず、単純に「特許を批判している奴が商標を主張しようだなんて自分勝手」と曰う。商標とは何のためにあるのか、特許とは何のためにあるのか、特許が問題視されている理由は何か、なぜLinusは商標の保護を訴えるのか、それぞれキチンと理解した上で批判すべきです。批判というのは「気に食わないと思ったらすぐに騒ぐ」だけでは何にもならず、的確な批判をするには「それを気に入っている人の何倍も、その物事に詳しくないと出来ない」のです。少なくとも自分が批判した際に出てきた単語や時事の意味や内容くらいは詳細に理解していないと何にもなりません。単に「Linusは特許の事を気に入らないらしい→なのに商標は主張するようだ→なんて勝手なやつだ」じゃ何の意味もないです。
posted by bf109 at 17:14| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月21日

テラワロスww(BlogPet)

最近はbf109は、世代と安定などを表示したかった
japan.linux.com|Windowsの以前のバージョンにグラボと液晶とWinXPとのそれぞれの相性が悪いのデバイスに対して対応ドライバを公開しない形で認識していながらも最近でドライバで動かないなら動かないドライバインスコされているOEM版なんかを買ってインスコ(デバイスマネージャからのドライバで動かないなりにチップ名とかPCIのチャンネルとかをきちんと表示してたり、全くもってデバイスとは関係ないドライバインスコされてわけがわからなかったり)
ググってもまず出てこないし、それなりに便利なソフトがついておくという事もあります
と、Messerschmittは思ったの♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「Messerschmitt」が書きました。
posted by bf109 at 09:05| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月19日

OSマニア

ヲタの名に恥じないよう、最近またOSフェチっぷりを発揮しています。
最近サブマシン(自作機)にインスコしたのはSolaris10とPlan9。
Linuxばっかり使ってたんじゃ面白くないってことで、とりあえずインスコ厨房になってあれこれと入れて遊んでいます。


で、軽く使ってみた雑感

[Solaris10]
インストールは簡単。昔の赤帽のような感じでインスコできるし、途中から見て呉れの良いGUIが付くのも良い。デスクトップ環境はCDEとJDEを選べる。CDEは古臭いだけあって速いものの操作性はイマイチかつ見て呉れも微妙。JDEはなんというかGNOMEに手加えたものっぽくて、これといった良さは感じられない(Solarisならでのは良さというか)。性能の方もこれといった良さを感じない、デスクトップ用途して使ってみただけなんだけれども、デカいファイル読もうとするとえらく遅いし、応答性悪くなるしでイマイチ。JDEのせいか妙にもっさりとした印象を受ける。手軽にインスコできるUNIXとしてはいいかもしれない。あと何かの切っ掛けでSparc機を手に入れてしまったときの再利用の手段としても良い。もうすこしインストーラが親切だったらもっと良かったかも。

[Plan9]
面白いOS。管理者に対する権限のあり方がUnixとは違う。Unixはrootに全権集中、Plan9は管理者権限を持ってしても制限が沢山あって、そして各サーバー毎に管理者があり権限の範囲も異なる。直接端末の前に居ないとダメなケースもあって、確かに堅牢ではあるとは思うけれども同時に面倒でもある。一長一短。権限のあり方としてはPlan9の形の方が自然な感じはする。
個人的な感想としてはUnixのシステムをベースにPlan9の要素を取り入れていく方がいいような気がする(UnixかPlan9かという排他的な考えじゃなくて)。まあとにかく、権限以外の部分でPlan9には面白い部分が沢山あって良いOSだと思う。rioが入れ子で起動できるのは面白い。

[Plan9余談]
Plan9についてググるとやたらとご高説を唱えるページが目にとまって、「Plan9は何やら凄いらしい」というのは伝わりますが、実際に蓋を開けてみるとそんなに物凄い事はないです。Macとか一時期のLinuxとかもそうでしたけど、とにかく凄い凄いと褒めすぎて本質的な部分の理解を妨げる。
posted by bf109 at 21:48| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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