最近サブマシン(自作機)にインスコしたのはSolaris10とPlan9。
Linuxばっかり使ってたんじゃ面白くないってことで、とりあえずインスコ厨房になってあれこれと入れて遊んでいます。
で、軽く使ってみた雑感
[Solaris10]
インストールは簡単。昔の赤帽のような感じでインスコできるし、途中から見て呉れの良いGUIが付くのも良い。デスクトップ環境はCDEとJDEを選べる。CDEは古臭いだけあって速いものの操作性はイマイチかつ見て呉れも微妙。JDEはなんというかGNOMEに手加えたものっぽくて、これといった良さは感じられない(Solarisならでのは良さというか)。性能の方もこれといった良さを感じない、デスクトップ用途して使ってみただけなんだけれども、デカいファイル読もうとするとえらく遅いし、応答性悪くなるしでイマイチ。JDEのせいか妙にもっさりとした印象を受ける。手軽にインスコできるUNIXとしてはいいかもしれない。あと何かの切っ掛けでSparc機を手に入れてしまったときの再利用の手段としても良い。もうすこしインストーラが親切だったらもっと良かったかも。
[Plan9]
面白いOS。管理者に対する権限のあり方がUnixとは違う。Unixはrootに全権集中、Plan9は管理者権限を持ってしても制限が沢山あって、そして各サーバー毎に管理者があり権限の範囲も異なる。直接端末の前に居ないとダメなケースもあって、確かに堅牢ではあるとは思うけれども同時に面倒でもある。一長一短。権限のあり方としてはPlan9の形の方が自然な感じはする。
個人的な感想としてはUnixのシステムをベースにPlan9の要素を取り入れていく方がいいような気がする(UnixかPlan9かという排他的な考えじゃなくて)。まあとにかく、権限以外の部分でPlan9には面白い部分が沢山あって良いOSだと思う。rioが入れ子で起動できるのは面白い。
[Plan9余談]
Plan9についてググるとやたらとご高説を唱えるページが目にとまって、「Plan9は何やら凄いらしい」というのは伝わりますが、実際に蓋を開けてみるとそんなに物凄い事はないです。Macとか一時期のLinuxとかもそうでしたけど、とにかく凄い凄いと褒めすぎて本質的な部分の理解を妨げる。