2004年06月20日

本を読む時 勉強する時

勉強というのは、基本的に疲れるものです。
あまり適切な言い方じゃないかもしれませんが
「人間が勉強して覚えよう」というもの程
「人間にとって不自然なもの」と言えると思います。
それが、ごく自然に理解できるようなものであれば
わざわざ勉強する必要なんてない というわけです。

その不自然なものと何時間も向き合っていると疲れないわけがありません。
そんなわけで、上手な勉強の仕方や本の読み方等を考えてみました。

まず第一に「集中の仕方やクセ」を分類したいと思います。
その人の性格といいますか、特性といいますか…。勉強に対する姿勢といいますか…気分の傾向のようなものです。

・集中型
一度、集中した状態に入ると一区切りつくか疲れるまで続けてしまうタイプです。物覚えが早く効率的である反面、集中できない時はとことん集中できません。特徴は気分や体調で左右されるよりも、外的要因に左右されがちという所でしょうか。集中状態に入れば外的な物には気をとられませんが、集中状態に入るまでが大変です。ただ、自分である程度制御できるようになるという利点もあります。

・気分型
内的要因に左右されるタイプです。要するに気分屋。
単純な例では「楽しい事・興味深い事」となれば比類なき集中力を発揮します。また、「今日はヤル気」「今日はやりたくない」といった「その場の気分」にも大きく左右されます。これは自分で制御できるようになるのは至難の技だと思われます。この気分型は天性のものではないかと思います。要するに変え難い性格的なものということです。一番厄介かもしれません(周囲にとっても自分にとっても)。

・中間型
どちらともつかないタイプです。気分にも左右され、外的要因にも左右され、集中できるタイミングが掴みにくい(自分でもわかってない)場合が多いです。また、集中力が短い傾向にあるようです。訓練次第では、集中型になれます。

私は気分型です。いずれにしても気分や集中の仕方や、その持続性というのはとても大事で、勉強をするにあたって「自分と折合いをつけながら」やっていかなければなりません。
無理しても良い事はありませんし、かといって自分に甘いと何も学べません。

でわ、本題に入ります。
まず、勉強の基本は、読む 書くですが。一応ここは技術者志望の青年が運営しているblogですので、プログラミング等の技術のお勉強という事で話を進めていきます。

まず、「読む」ですが、基本的には「本」です。時にディスプレイ上に表示されているソースや仕様書を読む事もあるでしょうが、取り敢えず本という事にしましょう。

本は机の上に置くか、手に持つのが一般的なようですが、ここでは書見台をお勧めします。エレコムから手頃な値段の書見台が発売されているので、購入するのが良いと思います。

理由は机の上に置くと「覗きこむ」必要があり首が疲れます。自然な視点の移動が出来ませんから目も疲れます、その結果集中力が途切れてきます。

手で持つと、サンプルコードの入力時に面倒です。片手で入力するのは非効率ですし、一々持ったり置いたりするのも面倒です。折角の気分が壊れる可能性もあります。

よって書見台をお勧めします。

次に「書く」ですが、これは殆どキーボードを叩くと同義だと思われます。特に言及しません。良いキーボード 使い易いキーボードを使ってください。

勉強の進め方や計画(カリキュラム)は自分で立ててください。

次に、「集中が途中で切れた場合」です。
こういうときは、無理せず休むべきです。こんな時に無理して続けるよりは10分なり30分なり休んで、再び良い状態で勉強に臨むべきです。
また、「全然関係の無い事をする」というのも有効です。
外に出たり、誰かと話したり、音楽を聞いたり、寝たり、食べたり
と、色々できる事はあると思います。

次に「集中の維持」です。
これは難問です。人によっても違うと思いますが、効果的と考えられるものをいくつか挙げてみます。

・好きな音楽を聞く
「音楽を聞きながら勉強すると、音楽がないと思いだせなくなる」等とよく言われます。人間が何かを記憶する時に、複数の情報を関連付けて一つの情報として扱うので、その中に余計な物が混じると呼び起こす際に苦労するという理屈らしいのですが、私は勉強中ずーっと音楽を聞いてますが、イマイチ関係ないと思います。音楽によって気分が高揚するのであれば、仮にデメリットがあるにしても、それを覆すだけの効果はあると思います。

・嗜好品
タバコや酒の事です。酒は論外ですが、ヘビースモーカーの方は「記憶の定着を阻害するからタバコは吸うな」と言われても吸った方が良いと思います。吸わないでイライラして注意力が散漫になるよりも、遥かにマシです。むしろ吸う事で集中力を増すような人だっていますから、吸いたい人は吸うべきです(マナーは守りましょう)。

・休みたい時に休む やめたい時にやめる いつでも始められる
と、気楽に考えて臨んだ方がいいです。そしてその通りにすべきです。
あまり気負いすぎると頭に入りません。気楽にやりましょう。

・楽しむ
楽しめなきゃどんな努力家でも疲れてしまっていずれ限界を迎えます。楽しみながらやれば、苦労もなく楽しいまま色々学べます。他のどれも出来なくても構いませんから、これだけは守ってください。

次に「諸注意」です。
・やりすぎは厳禁
人それぞれ「限界」があるので、一日に沢山やりすぎても頭に入ってません。計画的にやりましょう。

・集中力の維持のために、余計なものは排除
気になる事等はあらかじめ済ませておく方がいいです。
トイレも済ませておいた方がいいです。

・疲れたらすぐやめる
疲れる = 体がやめたがってる という事ですから、本能に従いましょう。そんな時に続けても、記憶がスカスカになるだけです。

・向いてないと思ったらすぐやめる
自分が気付いてないだけで、他にやる事はいくらでもあるものです。
自分に向いてる事、他にもっと好きな事を探しましょう。

・本を読もう
本は情報の宝庫です。

・とにかく書こう
プログラミングは、沢山書いて沢山動かして覚えるものです。

・寝る
寝ないと記憶が定着しません。とにかく勉強が終ったら、ぐっすり寝てください。

・まとめよう
覚えた事は、自分なりの言葉でどこかに纏めておくとよいです。
振り返る時に、最も効果的な情報源となります。


とりあえずこんなところです。
posted by bf109 at 21:21| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 本と勉強 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Masakiです
勉強の仕方の記事ですけど、仕事にもそのまま当てはまるんですよね。
いかにリラックスしてするかが重要、追いつめられてなにをしても良い結果は出ない、
休む時は休む、集中するときは集中する、このメリハリが大切です。
分かってても出来ないのが勉強や仕事なんだけどね(llllll´▽`)ノ
Posted by Masaki at 2004年06月20日 22:57
Masakiさん こんばんわ

自分の時間にやる勉強だったらある程度自由にできそうですけど、仕事となると外的要因が強すぎますからねぇ(笑)
外的要因が、さらに精神的なプレッシャーに繋がり…という悪循環。気負いすぎて失敗してしまう典型的な例かも。

自分は今ぷーさんなので、時間の組み立ては自由なもんです(笑)
でも、気楽だけど気楽じゃない…それがぷーさん…(欝
Posted by bf109 at 2004年06月20日 23:48
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