2005年10月17日

Nessus オープンソースからの離脱

japan.linux.com | GPLライセンスを放棄するNessus 3.0

かつて「オープンソースの脆弱性スキャナ」と喧伝された ─ は、間近に迫る3.0リリースで方向を転換するところだ。Nessus Announcementsメーリングリストの最近の投稿によれば、「Nessus 3は、無償で(Windowsプラットフォーム上でも)使用できるが、GPL下ではリリースされない」。NessusのWebサイトを見ると、Nessusは今や「ネットワーク脆弱性スキャナ」と称している。



オープンソース信奉者にしてみれば憎むべき事だろうし、現状が好ましい既存のユーザーにとってはヒドい話になるのかもしれませんが、記事にある通りオープンソースである事が組織内での利用を妨げるという事は確かにある事で、その障壁を取り除きユーザーを増やすというのは良い事であると思います。この話は二面性があり一次元的に善し悪しだけで決められる問題ではないでしょう。

まあ私個人としては、上記の通りの目的が達成されるのであれば、例え開発者の真意がどうあれ歓迎したいとは思うのですが、口振りが気にいらない。実質作ったのは二人で、コミュニティと呼べるものがなかっただの何だの、じゃあお前らは慕ってついてくる連中がいたらオプソのままにしといたんかと。そんな理由で動機が変るなら、おまえらなんか信用しねえぞと。
そんなだからオプソ開発者はいつまでも非社会的なヲタ扱いされるわけです。もし本当に開発の動機がそんな下らない理由で歪むなら、まったくもって信用ならないというわけです。

第一コミュニティが形勢されない理由がどこにあるのかを考えてないあたりヒドい。興味や関心を持つ人はいますし、「オープンソースだから企業で利用されないし、協力もされない」という事になるのであれば、オプソの大塔Linunxは一体どうなる?

その利用を妨げる理由の大きなもの…というのは「信憑性」にあると思います。オプソの社会的地位は徐々に向上してはおりますが、「どこの誰かもよくわからない奴が作ったセキュリティ評価ソフト」なんて会社で使えます?それはオプソだろうがプロプラだろうが一緒だと思われ。開発をやってる会社なら別の理由でオプソは入れられないという事があるので一概には言えないですけれども、そういったソースコード云々が一切関係無い範囲での利用に関しては「タダソフト」も「オープンソースソフト」も実際のところ大差ないわけです。Linuxが企業でも利用されるのは大手企業の出資や開発協力を得ている、即ち後ろ盾にある会社の名前がLinuxの信憑性を上げているからです。もちろん中身を正当に評価した後に導入している会社もあるでしょうけれども、大きなものは「名前」。中身はいくら良くても名前のない物は使えません。

そのLinuxが「名前(ネームバリュー)」を得る切っ掛けになったのが、元を辿ればコミュニティなわけです。物は良くてもユーザーがいない(需要がない)ソフトには出資も協力もしませんし、開発や議論が活発でないコミュニティに興味関心を抱く人(個人も企業も)は殆どと言っていいほどいないでしょう。Linusは元々の性格もありの、努力もありので、コミュニティを維持拡大してきました。その身近な取り巻き達も同様です。企業の協力を得られるようになってからも、個人を蔑ろにする事なくマジメにやってます。

Nessusがコミュニティを持たない理由はそこにあると思います。二人でシコシコ回して「誰も俺らの高尚さを理解しない」なんて態度じゃ誰もついてきません。そんなでオプソから離脱しても結局どうなる事やら全くわからない。彼等は信用を得られない理由を全てオプソのせいしてますから、その甘さが彼等の信念の無さ、ひいては身勝手さを物語るわけです。他力を望んでオプソにしたものの、誰も構ってくれないからオプソなんか糞くらえ、そんな奴を誰が信用するかと。

とまあ、彼等のダルダルさを批判してはいますが彼等の行動自体は肯定します。ユーザー数を増やすという目的に則って判断した、ただそれだけ、というのであれば彼等の判断は良いと思うわけです。ただ彼等の言葉の節々から他力本願な甘えが随所に見られるため、私は非常に気にいらない。プロプラにするならどっかの企業にソース持ち込んで自分ごと買ってもらえばいい。その方が金になるし、やる気が失せても会社の命令で作り続けるハメになるだろうから、ユーザーの観点から見ても、一個人(たった二人)の放埒な行動に振り回される心配はないわけですしね。
posted by bf109 at 20:05| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月29日

また数の問題

japan.linux.com | 報告された弱点と実際のセキュリティはFirefoxの優位性を示している

Symantecが19日に発表したレポートによると、Internet ExplorerよりもMozillaブラウザのほうが弱点が多いという。Symantecの「Internet Security Threat Report」は、2005年の1月から6月までのセキュリティ動向を報告している。この期間、ベンダによって確認された弱点がFirefoxには25個あったのに対し、MicrosoftのInternet Explorerには13個しかなかったそうだ。



記事でも述べられているし、私のblogでも散々書いてきた事ですが、数での比較は無意味。
安全性を唱うなら、脆弱性に対する対応の早さが肝です。また、その対応を助ける開発体制やレポート受け取る窓口の広さも重要。

まあ、まずこの数の差は単純に開発のペースの違いじゃないかと思います。Firefoxは機能の添削やパフォーマンスの向上等を常に行なっているため、IEに比べてコードの変動が大きいです。それ故に不具合を含んでしまう可能性が高まり、現状において数が多いという事になっています。またリリース単位がIEに比べて細かい点も、数に差を付ける要因となっているでしょう。例えばIEはバージョンアップのペースは非常に遅く、Windowsアップデートでの脆弱性修正のみが現状ではメインになっており、次期リリースまでは大々的なバージョンアップは行なわれません(目新しい機能の追加や性能改善等も次まではありません)。

更にこの数の問題、ベンダ側で見付けた脆弱性の数が基準になっているという点。つまりはFirefox開発者が見付けた脆弱性もカウントされているわけです。当然そうなると「脆弱性の修正を自主的にやってます」的なアピールになるので、記事ではそれを「優位性」と曰っているわけです。ここでプロプラなソフトとオープンなソフトの違いが出ます。プロプラは脆弱性は隠せますが、オープンなものはそうはいきません。

きちんと直したもの、ベンダで把握しているもの、というのはあまり問題になりません。前者はまったくもって問題にならず、むしろ賞賛すべきものです。きちんと直したんだから偉い、無論直したものに関してはMSも評価に値します。ただ直してないもの、直すのに時間がかかりすぎているもの、隠蔽しているものに関しては問題があります。この記事ではMSはそれらが多い、といっているわけです。その点は同意します。

数は問題じゃなくて、実際にきちんと直しているかどうかが最大の問題です。まだ脆弱性を減らすための自助努力を行なっているかどうかも問題です。こうして「数」が問題視されると、どうしてもプロプラなベンダ側は脆弱性を隠したがります。だから数を問題にすると結果的に困るのはプロプラなソフトを使っているユーザーになるわけです。

MSから頼まれているのかどうか知りませんが、媚売るような短絡的な記事を書いてるライターには考えを改めていただきたい。MSを腐らせるのはそういう煽り記事から発生した歪んだMS信奉だという事に気付け。

posted by bf109 at 18:53| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

開発のペースとか動機とかいう以前に、お金の問題

japan.linux.com | 次世代スーパーコンピュータはLinuxにとって追い風か

昨年11月、Linuxを搭載した米IBM社のBlueGene/Lシステムが、リンパックベンチマークで70テラフロップ/秒(1秒間に70兆回の計算)を叩き出し、それまで超高性能コンピューティング(HPC)のキングに君臨していた日本の地球シミュレータをその座から追い落とした。地球シミュレータはカスタマイズ版Unixを搭載していて、その計算能力は35.86テラフロップ/秒だった。IBM社は、その後、BlueGene/Lの性能をさらに2倍近くに引き上げて首位固めを図り、2005年6月のトップ500リストでもリンパック136.8テラフロップ/秒で首位を堅持している。



あくまで、ベンチの結果ですから実際に運用するとなるとギャップは出てくるんでしょうけれども、HPC市場のLinuxは強すぎ。というか他に競争相手がいないというのが最大の理由じゃないかなと。MSもHPC向けWindowsの開発をすると以前言ってましたが、それもどうなる事やら。開発にかかる費用や、その採算を取る事を考えると中々欝な企画です。

HPC分野のLinuxでは、主導をとっているのがやはりkernel開発者、そこにお金と機材を提供するハードベンダという形になっています。ベンダから人材を出しているケースもあります。一社が全てを担って開発を進めるよりはお金はかかりませんし、機材を広く利用できる形になっていれば参加できる人数も増えます。Linuxの開発形態からしても、コード提供者本人がその機材の前にいなくても機材を利用できる人間が評価して、その結果を伝えたり、どこをどうすれば良いかなどの情報交換を他の人の目に見える形でできる事もあり、当人達以外にも勉強になったりします。そうして開発されてるわけですから、他よりペースが早いのは当然。頭数も違いますしね。

一社が頑張ってあげられるペースというのは限度がありますし、投資できるコストも上限があります。採算が合わないとお話にならないですから、例えばMSが今から物凄いペースでHPC Windowsを作っても、すぐには利益にできないでしょうから採算が合いません。まずその手の市場の消費者は一貫した環境よりもフレキシブルな環境を好み、細かくチューニングが施せるだけの自由度を必要とします。

例えばWindowsでいえばこれまで通り、ハードベンダ側とくっついてWindowsに最適なハードウェアをこさえていくというな手口ではパフォーマンスの向上は望めません。なぜならHPCをこさえるハードベンダはOSに気を配るよりも、とことんハードの性能を向上させていきたいわけですから、ハードがOSに合わせるよりも、OSがハードに合わせてほしいというのがあります。Windowsのような何年間も代わり映えしない環境だと、すぐについていけなくなりますし、HPC界での流行りが変るたびに、膨大なコストがMS側にかかるわけですから大変です。今のPC市場のようにMS様様状態には、まずならないでしょう。

そこのコストを低減(分散)できるのがLinuxを始めとするオプソ系OSなわけです。お金の周り方とかがある程度決ってきたLinuxが中でも一番強いんじゃないでしょうかね。

記事にもありますが、ソフトベンダがやる気を出さないのが、そのお金と時間の部分が一番大きい。採算合わないし、状況に追従していくだけでも大変なわけですから、その市場でリーダーシップを取りたいなんて気にならないだけでしょう。やれば出来るがやる気がない、なんてのはまさにそこ。
posted by bf109 at 17:36| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

出来は悪くないから

japan.linux.com | サン、Solaris 10の普及目的の開発支援で最大100社にサーバー無償提供

サン・マイクロシステムズ(ダン・ミラー社長)は、独立系ソフトウェアベンダー/ハードウェアベンダー(ISV/IHV)を対象に、開発支援プログラム「Solaris 10 Moves Ahead」を実施する。期間は05年10月1日から12月31日まで。



がんばればSolaris10の普及もなんとかいけるんじゃないかなぁ…
といっても、全WindowsサーバーをリプレースとかLinuxをとかいうんじゃなくて
それらに混りつつサーバー分野で固定客を掴んでいけるんじゃないかなと。

今はサーバーだけども、例えばLinuxは海外ではオフィスユースとしても少しずつ普及していて
Solarisもそのあたりも意識した作りになってる。

Windowsはいつも通りに、他のOSとの親和性はあまり考えてなくて(その必要もないし)、他のOSが頑張って親和性を築いているのだけれど、常にその辺の努力を怠らなければLinuxやSolarisの利用率確保に繋がっていくんじゃないかなと思う。で、WindowsだけじゃなくてLinuxとSolaris間の親和性も高まっていけば直良い。例えばLinuxとSolarisのNFSでのファイル共有はいまいち相性がよくなくてパフォーマンスが出ない。どっちがクライアントでも同じ。

今はハイパフォーマンスなサーバーやスパコンに関していえば、Linuxの独壇場になっていて中々入り込む余地がないけれども、細かなチューニング(kernelソースいじくるレベル)を必要とせず、ソフトを入れて、そのソフトに必要な設定を済ませるだけで良いという環境であればSolarisの方が一貫した環境を構築できる点を考えると良いのではないかと思われ。ただ、その簡易的なサーバー分野だとWindowsが強いので、構築の平易さとか安全性とか管理コストの低減とかをアピールできれば良いと思う。

状況に応じて細かなソフトの構成やチューニングを必要とする環境だとLinuxと。一応*BSDを度外視しているわけじゃなくて、NetBSDは組み込み系で元気だし、FreeBSDは相変わらずファンは多い。ただサーバー市場とかデスクトップ市場での地位は低いというだけで、物が悪いとは言ってません。OpenBSDはよくわかりません、ごめんなさい。

まあまず問題なのが、最近のSunは安物サーバーばかり作っていて折角のSolaris10の活躍の場を限定してるのが問題になるんじゃないかなと。折角のオープンソース化もあまり活きてないような気がする。対応アーキテクチャが増えるとか、個々のアーキテクチャへの最適化を進めるとかいうのも今のところ目立った動きがない。

Solaris10自体には面白い要素は沢山あるし、現状でのポテンシャルも低くはないし、場合によっては今後伸びていけるOSだとは思うのだけれども、現状での競争相手が強すぎる。スタートが少し遅かったのが悔まれるのだが、Sunの今後の努力次第では状況はいくらでも改善していけると思われ。例えば企業相手だけじゃなくて、個人に対しても売り込みを怠らずに、存在をアピールしていかないといけないと思う。サーバー市場はまだ流動的な要素が残っているので、Linux共々今後がんばっていただきたい。
posted by bf109 at 16:55| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月25日

特許 著作権 都合よくゴチャ混ぜにしたものが「知的財産」

米政府、世界的な著作権保護構想を発表 - CNET Japan

カリフォルニアを訪れた米商務省長官Carlos Gutierrezはハイテク業界や映画業界関係者との懇談で、著作権侵害防止を狙った2つの新しい構想について説明した。同省のプレスリリースによると、著作権侵害は米国企業に約2500億ドル相当の被害を与え、75万人の雇用に影響を与えているという。



知財に対するアメリカのスタンスとはとてつもなく御都合主義的です。
まあ、ようするに「お金」が絡む事ですから、何でもかんでも「ビジネス」にしてしまうアメリカでは、てめえ勝手なご都合主義が罷り通ってます。

アメリカではSCOのようなやり口も立派なビジネスらしいです。単に人様に迷惑をかけて自分の馬鹿さ加減を世界中に晒すような行為も、少しばかりのお金が一時的にでも発生すれば立派なビジネス。会社が今にも倒れそうなときの非常口として今後利用されるんじゃないでしょうかね。

日本だと「嘘 大袈裟 まぎらわしい」広告や報道は規制や批判の対象になりますが、アメリカでは罷り通ります。イラクとの紛争中にも自国民の愛国心や闘争心を煽るためにホラ報道をしてました。その時はさすがに自国内でも叩かれ、アメリカの報道官が「それもビジネス(見下したように)」と言った事がひどい反発を買ってました。

で、何でそんな話を持ち出したかというとアメリカは知財の主張にも上記の事が当て嵌るからです。国で動く場合は当然ながら国益のためですから、自分の都合の良い事しか言わないのも当然ですし、規模を抑えて会社や個人にしたって同じようなものです。特にビジネス意識の高い国ですから尚更。当然ながら自国民の(他国や他企業に対する)敵愾心を煽るために、嘘大袈裟まぎらわしい宣伝活動を行います。要するに「正義」はそういった行為から作られていて、いかに巧みにメディアを利用するかで、何が正義で何が悪かといったものがご都合に合わせて変っていきます。

できる事なら知財に関する取り扱いをアメリカの独壇場で決めるのではなくて、各国で話し合って決めてほしいもんですな。それも出来る限り平等な立場で。今のところ知財に関する問題はほとんどが見苦しい諍いにしかなってなくて、特許はもう金儲けにしか使われてないし、著作権は単なる抗争の元にしかなってない。それぞれ本来あるべき姿に戻ってもらいたいもんです。
posted by bf109 at 16:00| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月20日

Opera無料化 最高すぎ

ウェブブラウザ Opera

なぜ無料?

Operaは、ブラウザ内の広告バナーを取り外しライセンス料金を不要にいたしました。 この画期的なニュースは、Opera の普及と、世界中の ユーザーの皆様からのご支援により、本日発表することが出来ました。 さらに、プレミアムサポートもご用意しております。



どういった経緯(理由)かはわかりませんが、PCでのOperaブラウザの利用が無料になりました。
たぶん携帯等の組み込み分野での業績が好調であるというのが背景にあって、PC利用はOperaの市場価値を判断するためのテストの一環のため無料化される…というのではないかと思います。例えば「これだけのユーザー数がありますよ」→「おたくの会社(携帯メーカー)の携帯に組み込みませんか?」的な売り込みの材料になるんじゃないかなぁと。

まあ、勘ぐるのはそこまでにして、とにかくOperaが無料化ですよ。未だIEのシェアは8割で断トツですが、Firefox共々人気のブラウザの一つであるOpera。無料化が引き金になって今後シェアものびるのではないかなと予測します。

Operaファンの皆さんおめでとう。

とまあ、ここまではおめでたい話。

Opera、無料版の広告掲載を取りやめ--ライブドアはパッケージを回収 - CNET Japan

なお、Operaの国内販売権を持つライブドアは、現在店頭でパッケージ販売しているOperaについて回収を始めた。販売済みのものについては11月30日まで同社でサポートを行うが、12月1日以降はOpera Softwareが直接サポートを担当する。



弊害もあって、livedoorがパッケージ版の回収と現在のユーザー(最近の購入者)への対応に追われているようです。livedoor販売分のサポートは徐々にOpera Softwareに移管されていくという形になる模様。また無償にはなったものの、有償サポートオプションもあり、無料化以前のユーザーはそのまま繰り越しで有償サポートコースへと自動移行するようです(期限がどの程度まで続くかわかりません)。またlivedoorではそのようなケースが好ましくない極最近の購入者に対し返金対応も行うとの事。
posted by bf109 at 19:21| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月18日

MS血迷う

ITmedia エンタープライズ:Microsoft、オープンソースの教祖リクルートに失敗

MicrosoftはLinuxとオープンソースソフトに対する態度を軟化させているが、だからといってエリック・レイモンド氏を雇うことができるというわけではない。同社のリクルーターが、オープンソース運動の最も活発な推進者であるレイモンド氏に就職を持ち掛けてきたと、同氏が9月9日のインタビューで明らかにした。



はい、テラワロス。
なんでよりによってESR?
彼はオープンソース界でも厄介な(そしてキモい)エヴァンジェリストですよ。
エヴァンジェリストの本来の意味("キリスト教"の福音伝道者、巡回説教者)に近く、彼は方々でオープンソースの素晴しさをクドクドと説いて回ってるわけです。昔はよかったかもしれませんが、最近ではオープンソース界内外でもキモがられる存在なんじゃないかなと思います。

まあその良さを説いてまわる…というのが単に客観論だったらいいのですけど、必ずしもそうじゃなくて「最高ですかー!」的なのもあり、どこどこの何々はクソで、こっちのあれこれは最高なのでよってオプソ最強 他は糞虫 みたいなのもありので見ててあまり良い気分にはなりません。この記事のMSに対するリアクションもヒドいもので、MS嫌いな人は腐る程世の中にいますが、あからさまにこういう態度を取るというのは彼の社会性を疑わざるをえません。

上手い例えをすると、MSのバルマーとか、大人しくなるまえのマクニーリとか、ジョブスとか、そこらへんと同じような感じです。メディアや人前に立ち、糞にも味噌にもならない事を大袈裟にかつ声高に叫び、信者達を奮い立たせ、無知な民衆に有る事無い事吹き込み…と。ただESRにはもう熱狂的なファンもいなければ、例に挙げた人達と違って権威もないわけです。まあそれぞれの人に特徴があって、バルマーは「支離滅裂な誹謗中傷(単に話下手なのかも)」、マクニーリは「兎にも角にも誹謗中傷(もの凄く攻撃的)」、ジョブスは夢の中で生きてますので妄言しか吐きません(高尚な未来像はありますが、具現化できませんし、会社自体もその路線からは離れて、確実な方法で金を稼いでます)。彼等は傍目に見るとピエロにしか見えないのでまだいいんですけど、ESRの場合はバカな事はあまり言わないのですが熱すぎる信仰心のためか口振り(あるいは文面)がキモいです。なんでキモいかというと、これまで単純なオプソの利点や良さに関しては語り尽されているため、彼の言葉はアンチMS、アンチプロプラに傾倒しすぎているわけです。そこが最高にキモい。他所を貶める事が単純に自分の利点のアピールに繋がると思ってるあたり、例に挙げた彼等と何ら違いはなく本当に愚か者です。

言葉(だけ)に躍らされる聴衆なんてのは世の中に腐る程いて、例に挙げた彼等も当然金をかけて何かを作らせたり直させたりするよりも、自分が前に出てくっちゃべる方が全体的なコストを考えると遥かに安いから方々でどうでもいい事曰うわけですけど、そういうのにのっかる奴は盲目的な信者か何も知らない自分で何も考えられない木偶人形だけです。そうはいっても、そうして喋る事が結構な効果を生んでるんだから不愉快です。実際ESRの書いた文章を喜んで読み伝える人もいますし(未だに!)、同様に例に挙げた人達の言葉をステレオタイプに垂れ流す人も多い。

さっきから私の私感ばかり述べていて申し分けないですけど、何が気に入らないかだけ言わしてください。一応彼等は会社の顔、ESRは一時期はオプソの顔として人前に出てて色々言ってたわけですが、その顔である連中が「やらない事をやると言い」「出来ない事を出来ると言い」「ある事無い事嘯いて他人様を貶め」てる暇があったら、もっとマシな物作れ、もっとまともな事をしろ、と常々思うわけです。

まあ、私も人の事を言えた義理じゃありませんがね。

とにかく、その反社会性の象徴とも言えるESRに対するLinusのリアクションが最高です。何を馬鹿な事を言ってんだと言わんばかりの冷たい反応。

オープンソースは敵視していないという姿勢を示したいMSも、人選間違えましたね。彼は社会人として役に立つかも微妙ですし、今はもう彼を熱く信奉する人もそう居ません。身内の造反で慌てて血迷ったんですかねぇ…?
posted by bf109 at 04:26| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月15日

Firefox IDNの脆弱性に関する続報

FirefoxとMozillaの新版、まもなくリリースに--未公開の脆弱性に対応 - CNET Japan

Mozilla Foundationの関係者は米国時間14日、同グループが「Firefox」と「Mozilla」 の両ブラウザの新バージョンをまもなくリリースする計画であることを明らかにした。各ブラウザの新バージョンでは、先ごろ公表された深刻なセキュリティバグをはじめとする複数の脆弱性が修正されるという。



新バージョンではIDN機能の脆弱性は修正され、再びIDNの機能が有効化されるそうです。
個人的にはこんな機能いらないので無効化したままにしておきますが、まあマジメに対応しているという所はきちんと評価したいと思います。

きちんとした形で実装できたところで、その後にこの機能を無くすか保守を続けるかを考えてみてほしいなと。
posted by bf109 at 18:31| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月12日

Firefox IDNにまた悩まされる

ITmedia エンタープライズ:Firefoxに極めて重大な脆弱性

FirefoxにDoS攻撃を誘発する深刻な脆弱性が発見された。最新の1.5 β1も影響を受ける。Mozilla Foundationでは急遽パッチを公開した



firefoxではIDN機能はいずれ不採用になる、というような話をどこかで見聞きしたような記憶が…。とにかく"また"、IDN機能のおかげであれやこれやと悩まされているわけです。以前はアルファベットによく似た別の文字を用いたフィッシングサイトに関して騒がれていましたが、これも同じくIDN機能に起因する脆弱性(ソフト側の問題とは言えないが)なわけです。

正直この国際化ドメイン名(ドメイン名に日本語とかロシア語−の文字−が使える機能)はほんとに必要な機能なのかが疑問です。まあ記号としてのアルファベットの羅列で何らかの意味を表現しようとする場合、ダブる事もあるし、ダブりを避けるため冗長になる事もしばしばで表現の幅を広げるにはよかろう…というのはわからんでもないのですが弊害が多すぎる。当然先程のフィッシングサイトの件も勿論の事、複雑な実装やブラウザという攻撃を受けやすい特性上の問題もありますからねぇ。まあ今回の件は御粗末なミスに起因する脆弱性ではないかと予測するんですが、これを機会にIDNの必要性についてもう一度きちんと考えていただきたい。


国際化ドメイン名から受けられる恩恵ってなんなんですかねぇ?
日本語だから日本人にわかりやすい、といっても冗長すぎませんか?
もうどのブラウザもIDN機能を採用しない方向でおねがいしたい。そしたらいずれ消えるでしょうしね。
posted by bf109 at 21:03| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月05日

バルマー曰く「グーグルぶっ潰す」

「グーグルをつぶす」--S・バルマー、幹部の転職に激怒 - CNET Japan

 MicrosoftのCEO(最高経営責任者)Steve Ballmerは、ある上級エンジニアから「Microsoftを退職してGoogleに入社する」と聞かされて激怒し、椅子を投げつけ、激しい口調でGoogleの「抹殺」を誓ったという。米国時間2日に公開された裁判資料から明らかになった。



なんかもう、ちょっとしたマフィアっぽいような…悪役マフィアが手下の裏切りにブチ切れるシーンっぽいです。

どの映画、アニメ、漫画、ときに実話において悪役の横暴ぶりは自分の首を絞める事が多い。ちょっとしたミスを犯した部下を殺すだとか、自分の意に反する者を次々と処刑するだとか。そうして無能者も優れた人材も糞も味噌もなく次々と失っていくわけです。ヒトラーもそうでしたね。

部下がグーグルに移籍するくらいで、グーグルを潰そうだなんて子供じみた発想が出来るだけでかなりのもんですね。

よくこのブログでも書いてますけど、MSが嫌な会社なのはゲイツだけのせいじゃなくて、むしろこのバルマー御大による部分が大きいです。

バルマーに捧げる名台詞
「貴公はヒトラーの尻尾だな」
posted by bf109 at 17:52| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月02日

Linuxを使わない理由 Windowsを使わない理由

スラッシュドット ジャパン | Linuxを使わない5つの理由

antiunity曰く、"「Linuxを使わない5つの理由」という記事が本家で紹介されていた。肝心の理由は、以下の通り。

1. Linuxはややこしすぎる
2. Linuxはセットアップが骨だ
3. アプリケーションが足りない
4. secureでない
5. Linuxは高い

「一体どういうことだ?!」と思うものもあったが、読めば納得はできる。それなりに笑える。"



私の場合、この「Linux」という文字列を「Windows」という文字列に置き換えて頂ければそのままWindowsを使ない理由となります。

Linuxを使わない理由というのは人それぞれあるでしょうし、その他にも多くの人にして共通して言える理由もあると思うのですが、ここで挙がっている理由のうちほとんどが的外れだと思います。まあ意見にバイアスがかかっているんでしょうけどねぇ…。

なんで意見が偏向するかというと、これもまあWindowsアンチかつLinuxerのWindows語りと同じくLinuxアンチかつWindowzerのLinux語りなんじゃないか…というのは言いすぎですが、多かれ少なかれ「Windowsを主体として考え、Linuxを奇異なるものとして見てる」という部分はあるでしょう。なんでかっていうと、Linuxはどう足掻こうが非標準なOSに変りないわけです。もちろんサーバー用途では勝利を収めたOSとそろそろ言ってもいい頃だとは思うのですが、個人利用の範疇ではどうしても知名度や認知度、あるいは一般性が問題になる。極論で言えば最初からパソコンに入ってない事が最も大きな問題であると言えます。正直OSのインストールの手間ではパッケージ版(またはOEM版)のWindowsをインストールするよりも、最近のモダンのLinuxディストリビューションの方がインストールにかかる手間も時間も少ないし操作も簡単です。

一応言っておきますが、「インストール=必要なファイルをHDにコピーするだけ」ならどっちも大差ないのですが問題は「使えるようになるまで=デバイスドライバの設定、環境設定」を含めて「OSのインストール」と定義します。

で、私なりに幾つかLinuxが使われない理由を考えてみます。まずはWindowsとLinuxにかかる手間の比較から入ります。

先程最も大きな問題としたパソコンに最初から入ってないという部分なんですが、Windowsの場合も「最初から入ってない場合」というのが少ないですが存在します。例えばOS無しモデルのPCを買った場合、自作で組み上げた場合、中古でOS無しを買った場合(あるいはOEM版Windows付属)を買った場合です。つまりはリカバリ付き且つリカバリ済みのメーカー製PCを買ってない場合です。この場合こそ前述の面倒な手間が出てきます。この手間が非常に大きく、自分でハードウェア構成を細かく把握できておらず、デバイスドライバを探し出せない場合は真っ当に稼働させる事すらできません。まあそこまで無知であれば何のOS使っても同じですが。

Linuxの場合、自動認識ツールによって大抵のデバイス(独自機構を備えたアレゲデバイスでない限り)は認識しますし動きます。この点は昔と大きく変りました(そして、未だに認知されていない部分でもあります)。もし認識しない(ドライバが入ってない)場合でも、内蔵デバイス(ボード類)であればlspciで何が入っているかわかりますし、外付け系のデバイスであればdmesgを見ればわかります。認識(動作)しない状態であってもベンダとデバイス名くらいはわかります。よってドライバが存在しているかどうか、そしてどこにあるのかを調べるのは簡単です。前述の括弧内に書きましたが、特殊なデバイスの場合はドライバが存在しない事もありますので、万能かつ万全ではありません。

Windowsの場合、古いデバイスでない限りはドライバは大抵の場合存在します。まあこれも必ずとは言えませんが…例えばSony製PCのデバイスドライバを全てネット上から手に入れる事は出来ません(不可能ではありませんがライセンス違反、あるいは法に触れます)。無論Sony製に限らず何のデバイスが認識できなくて、何処のメーカーの何のドライバが必要かをきちんと知っていないとドライバの入手は非常に困難で、しかもWindowsはそれを知るための手助けはしてくれません。せいぜい「イーサネットコントローラー」とか「マルチメディアオーディオデバイス」とかいう形で認識してくれれば良い方で、困るのが「不明なデバイス」として認識してしまう事です。Windows単体ではベンダ情報は(見て簡単に理解できる形では)出してくれません。そこらへんはユーザーの努力と根性に委ねられています。当然ながら使えなきゃ困る場合は必死こいて探すわけですが、その手間がデカい。場合によっては数時間、数日かけてドライバ探しとインストールに追われ、それが終ったと思えば今度は環境設定、次にソフトのインストールと設定とやらなきゃいけない事は多いです。Windowsのインストールが楽と大見得きって言えるのはメーカー製PC付属のリカバリディスクからリカバリをかけるときのみです。

さて、今少し触れましたがソフトウェアのインストールとその後の管理の問題があります。Windowsではユーザーが追加したサードパーティ製ソフトのインストールとアンイストールの情報の管理はしてくれますがバージョン管理まではしてくれません(記録には残されますが、それだけです)。Windowsアップデート管理できる範囲、つまりはMS謹製のソフト(Officeとかのマイナーチェンジ)やOS付属のソフトに関しては管理できますが、それは極々小さな部分です。Linuxの場合は大抵ソフトのインストールはパッケージ管理システムを通して行います。パッケージ管理システムが存在しない(あるいは小規模な機能しかない)ものもありますが、今となっては例外的です。パッケージ管理システムのおかげで大抵必要なものは揃い、管理の枠を外れたところでのソフトのインストールを行なうケースは稀(あっても余裕で把握できる程度)で問題にはならないでしょう。細かいバージョン管理も出来てアップデートへの追従も楽です。ソフト間の依存関係の解決や、それらのバージョン管理が一括して行なえる点としては非常に優位だと思います。無論インストールの手間もコマンド一発(またはクリック数回)で出来るため非常に少ない。ちなみに設定にかかる手間は物によってまちまちなため比較はできません。

正直いって、どっちが楽かと言えばLinuxだとハッキリ言えますが、それは私がオープンソース界隈にあるソフトウェアに関する情報を持っているから、そしてLinuxの使用経験があるからであって、「Windowsは使った事があるが、Linuxとその上で動くソフトに関して何の情報も知識もない」という人にとっては、見た事も行った事もない異世界に何の予備知識もなく飛び込むのと大差ないわけで、そんな世界でいきなり自由に生活できるかと言えばはっきり言って不可能。まあこれはWindowsにも言える事で初めて使うのにいきなり使いこなせるかと言えば同じく不可能。そこまで人間に優しいOSなんてのは地球上に存在しません。

Windowsにすっかり慣れた身では、Linuxを使ったところですぐには便利に感じないでしょうし、それどころかWindowsとの違い(善し悪しと言えない部分であっても)が問題になり「違う事は悪しき事」になっちゃったり。当然逆も言えるわけですがネイティブなLinuxerなんて非常に稀でしょうから、立場的にはLinuxはいつも悪い。だって大抵の人はWindowsユーザーで、今のLinuxerだって大抵はWindowsユーザーだった人、あるいはMacユーザーだった人で、ほとんどの場合は他のOSから流れてきた人(あるは往き来している人)でLinuxコミュニティは構成されています。そんなわけで、中からも外からも「元に使っていたOSと常に比較し、それに近付けようとする」勢力がいるわけで、私の嫌いな「LinuxのWindows化」が進むわけです。一見Linuxを愛してやまないように見えても、Windowsとの違う部分を見付けては「ここは良くない」と思ってしまう人もいるわけです。根底にあるOS観がWindows主体である人が圧倒的に多い、コミュニティの中にしても外にしてもです。まあ事実上標準なOSですから仕方のない事ですが。

そんなわけで、単純にLinuxを使わない理由を纏めると「Windowsじゃないから」とか「Windowsと違うから」でしょうよ。Windowsとほぼ同じにすればWindowsを使うわけですし、こういった意見を全て取り入れるのは自滅への道でしょうね。開発者の中にもWindowsとの違いを安易に悪だと思ってしまう人もよく見受けられます。標準化を推し進めるのいいのですが、なし崩し的にWindowsが「標準」になってしまっているため、それに合わせる事が良い物を産む事に繋がると思われると困ります。

あと1つ、Linux上で動くメジャーアプリの殆どはWindowsに移植済みであるという点があえてLinuxを使う理由を無くしているというのがありますが、もともと「Linux専用」というソフトが乏しい(システムに密着した部分を除く殆どがマルチプラットフォーム)。Windowsに移植済みの物はここ数年で大分増えましたが、それ以前から他所のUnix系OSでも動いてましたし、元よりソフトウェアの存在価値が、あえてLinuxを使う理由になっているという事はないでしょう。
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2005年08月23日

商業的な観点から見たLinux

L・トーバルズ:「Linuxの商標ライセンス料は1セントももらっていない」 - CNET Japan

Linuxの生みの親であるLinus Torvaldsが、Linuxの商標保護の正当性を主張するとともに、2次ライセンス供与は採算に合わないと主張している。




私のような一般利用者から見ればLinuxはタダの割に質のいいOSという事でありがたい事この上ないわけなんですが、商業的な観点から見るとタダかタダでないかが理解できなくなっている人がいます。

Linuxの商標に関する問題がそれでOSの利用そのものにはお金はかかりません。もちろんRHELのような商用パッケージであれば入手やサポートにお金はかかるものの、中に入っているものの殆どは基本的にタダで入手できます。で、そこの何を勘違いしたかというと、ソフトウェアとしてのLinuxを何らかの形で利用しており、更に事業や企業の"名称として"「Linux」という名前を利用しようとした場合「どちらにお金がかかっているか」がわかってない(または報道できちんと伝わらない)というものです。このお金のかかる場合というのは、「Linuxではない物(事)にLinuxという名をつける場合」であって、例えば「ナントカLinux株式会社」とかいう場合です。

商標にお金がかかるのは、単純にLinuxという名のつく物がそこらじゅうに溢れるのを避けるためなのですが、どうもこの事に対する理解者が少ない。Linus自身はこの商標で得られる(と予測される)収益にはタッチできない(貰えない)という事なのですが、どうもその辺を絡めて意味のない批判をする人が多いわけです。つまり名前もオープンソースなんだから好きに使わせない時点でオープンソースの理念に反する(偽善的だ)とか。この批判の中身は非常に浅いです。特に特許問題と絡めて商標保護を批判するというあたりは頭悪い。「なぜ特許が問題視されているのか」を全く理解せず、単純に「特許を批判している奴が商標を主張しようだなんて自分勝手」と曰う。商標とは何のためにあるのか、特許とは何のためにあるのか、特許が問題視されている理由は何か、なぜLinusは商標の保護を訴えるのか、それぞれキチンと理解した上で批判すべきです。批判というのは「気に食わないと思ったらすぐに騒ぐ」だけでは何にもならず、的確な批判をするには「それを気に入っている人の何倍も、その物事に詳しくないと出来ない」のです。少なくとも自分が批判した際に出てきた単語や時事の意味や内容くらいは詳細に理解していないと何にもなりません。単に「Linusは特許の事を気に入らないらしい→なのに商標は主張するようだ→なんて勝手なやつだ」じゃ何の意味もないです。
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2005年07月30日

良しとみるか悪しとみるか

累計10万本--MS、廉価版Windowsの販売数を初めて発表 - CNET Japan

Microsoftはここ数ヶ月のあいだに、より多くの国々でWindows XP Starter Editionを販売するようになっている。Windows XPのベーシック版にあたる同OSは、新型PCにバンドルされる形で販売されている。同社はまずタイ、マレーシア、インドネシアの各国で同OSの販売プログラムを開始し、その後インド、ブラジル、メキシコやスペイン語を使用するラテンアメリカの各国にもこれを拡大している。



機能制限版のXPの売行きが10万本(OEM供給数)という事で通常版に比べて大分少ないんじゃないかなと思うところではありますが、このStarter Editionの機能から考えれば十分売れてるんじゃないかなとも思うわけです。正直いってこのバージョンは価格がいくら安いとはいえあまりにもショボすぎるわけですが、それでも安い本体にバンドルして売ればそれなりに売れるという事は証明されたわけです。cnetの同記事にはオープンソースのOSとAppleのMacがMSにとって脅威であると伸べられていますが、MacはiPodのおかげか最近のPCユーザーの中でも知名度を伸ばしており、それが少なからずPC本体の売上げに貢献しているという見方のようです。OSSのOSの方はというと、MSが脅威と考えている分野がエンタープライズですとか組み込み系の分野に限った範囲であって、デスクトップ用OSとして意識しているかという点は微妙です。日本国内ではまだ少ないものの、海外ではデスクトップ用OSとしてノートPC等々にLinuxがOEM供給されるケースも増えつつあり、そのあたりの事を言っているのかもしれませんが絶対数が少ないのとデスクトップ用OSとしての知名度ではMacよりは劣るはずですから実際脅威に値するかと言えば「NO」であると思います。

まあ、とりあえず我々はこの制限版XPに触れる機会はまずないでしょうし、起動できるアプリの数が一桁台のOSなんかあえて触れたいと思わないです。こういうとまた角が立つかもしれませんが、WindowsはいつまでたってもマルチタスクなOSとしての出来は悪く、遅いデバイスへのIOが頻発すると他の処理に影響が出たり固まってるんじゃないかと思うほど反応が鈍くなったりするので、例えば「このOSでは同時に5つ以上の処理は出来ません!」と宣言しちゃった方がユーザーにとってわかり易いし、そういう前提であれば無茶をさせようという気にもならないので、制限つきの方がいいんかなぁと思いはじめてます。
posted by bf109 at 22:21| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月20日

教育機関へのLinux導入試験の成果発表

学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての実証 実験−成果物公開

とりあえず試験の結果は出たようです。思いのほか評判は悪くないようで、それは結構な事なんです。
特に言う事なし、興味がある人は報告結果を見ましょう。

私は別に教育だろうが何だろうがWindows使ってりゃいいじゃん的なスタンスなので、好評だろうが悪評だろうが知ったことではない感じです。一応読みましたけど。
posted by bf109 at 23:10| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月15日

Apple PPCやめてintel archに

@IT:頭脳放談:第61回 Intel採用でAppleが得るもの

「Apple ComputerがIntelのプロセッサを採用するらしい」といううわさが流れた直後は、一部に「冗談でしょう」といった反応もあったようだ。だが、公式発表が行われ、その内容が伝わるにつれて、だんだんと冷静に受け止められ始めているように見える。これは、筆者のようなApple Computer世界とは別世界で生きてきた人間からすると、少々意外な反応である。



どうも身の回りやネット上でよく目にするMacファンには「PPCはApple御大が作りあげた超絶プロセッサで糞インテルの糞アーキテクチャなんざ前時代的なゴミクズ。G5こそ真理」なんて感じで誤解しちゃってる人もいるんですがAppleは過去から現在においてCPUを作ってませんし設計や開発に関しても技術的な面では一切タッチしてません。モトローラ時代でもそういう勘違いをしてた人が結構いました。ちなみに言うまでもありませんがPPCはIBM謹製Powerプロセッサの廉価版です。

さてPowerプロセッサは遅いかどうかと言えばNOなんですけども、PPCはどうかと言えば世界最速を唱っていたG5もどちらかと言えば時代をちょっと読み間違えた感じになっちゃいました。今や性能よりは省電力、静音、低発熱の時代でそれはintelのpen-M cel-Mが示している通りです。さらに言えば出た当時のAppleによるベンチでは最速(どういった環境でどのようなテストを行なったかは謎)でしたが今は大見得きって最速だとも言えません。

まあ、ただLinus曰く「手軽に手に入る64bit環境」としては安くていいです。AMDの64bit環境はまだ高いしintelの方のハイエンド向けCPUに手を出すのも金銭的に厳しいという人にとってはG5の最安モデルは実に良い64bit環境です。あくまでLinus同様 64bit Linuxを堪能する環境として上質というだけの事ですが。

でもってハイエンド環境は64bit化→マルチコア化の流れがありこれもPPCでは乗り遅れてます(64bit化はG5では対応済みですがOSやアプリ側での対応がまだイマイチ、マルチコアは見通し立たず)。こういう状況を考えればApple側からしてみれば「すがりついても冷たいIBMに頼るよりもintel archの方が進んでるし、ほっといてもAMDとintelで勝手に競争して伸びていってくれそうなので将来性がある」、IBMからしてみれば「Appleしか買わないPPCのために時間と金かけたくない」。intelへの移行は当然のような気がします。

で、このintelへの移行が生み出す効果というのが単純に考えてApple製PCの価格が下るというのが最も大きいんじゃないかなと思います。そいでもってAppleがこれまでやってきたサードパーティ締め出し大作戦もintelへの移行をもって終了となるんじゃないかなー等と予想します。intel archのPCに独自要素を付加しない限りMac互換機がいくらでも生れてくる可能性があるわけです。まあここらへんはBIOSを独自物にしてしまうとかして、Apple謹製BIOSが入ってないとMacが入らないブートしないといった環境にしてしまえばいいような気もしますが。そうなるとマザーは結局独自物(あるいは既存マザーに独自BIOS入りチップ)になるんじゃないかなと。

例えば何の対策もせず単純なintel arch PCにMac OS for x86を載せて走らせるとなると、これまで散々周りから叩かれながらやってきたakia撲滅運動だとかeOne叩きなんかがまるで無駄になるわけです。つまりはMacOSとMacOSが走るPCを独占したかったAppleの思惑が水の泡。Apple謹製PCでWindowsが走りLinuxが走りの、Apple以外製のPCの上でMacOSが走りのでApple(のこれまでの政策上の都合)としては最悪です。よって私は同じintel archでも動作するOSに対しての何らかのハードウェア制限をかけるんじゃないかと(例えば先程のBIOSの例)。

さらに問題として、intelへの移行がスムーズに行なえるかというのがあります。例えばkernelそのものは既にx86でも動くのでいいのですが、そちらも万全とは言えない状況です。例えば同じオープンソースkernelとして先見の明があるLinuxと比較してもハードウェア(アーキテクチャ)そのものへの対応状況も微妙極まりなく、周辺機器への対応も進んでません。まあこれはx86向けSolarisよろしく金と時間をかけて必死こいてやればどうにかなるんじゃないかなとは思うんですが(といっても、Solarisもけして万全とは言えませんが)。

で、問題はこれまで一切考えなくてもよかった個々のアプリの他archへの移植性や実際の移植作業があるわけです。当然ながら如何にこれまで(考えなくてもよかったとはいえ)移植性に関する配慮をして開発をしてきたかが肝になるわけで、それ次第では当分PPCから抜け出せなくなりますし、無理をすれば全くもって安定しない糞OSに成り下がる可能性も十分にあります(一部の狂信的なMacファンはほれみたことかintelなんか使うからと喜ぶ可能性もありますけど)。

なんだか取り留めがなくなってきていますが、「OSの普及」を目指すなら独自ハード+独自OSのセット販売よりは汎用的ハード+独自OSの方がいいような気もします。ただそれだと失敗してるOSメーカーが多いという既成事実が気にはなりますが、Appleにはそれなりのネームバリューもありますから例えばBeのような死にかたはしないだろうと思います。

パーツやOSの取り回しが効くようになって汎用性が高まれば自然とPCそのものは他のPCベンダ並に売れるんじゃないかなと思います。持ち前の「カッコイイケース」であればそこいらのダサPCベンダには負けないんじゃないかと。で、問題はOSなんですがMacがintel archに移植されるのは大歓迎で他所のメーカーのPCでも動くとなればMac(OS)ファンは普通に喜べるんじゃないかなと思います。なにせ今だってCPUこそ違えども中身はそこいらの安PCと何ら相違ないですから変にこだわりを持つ事自体おかしい。Macの可能性が広がる事の方がよほど喜ばしい事だと思うわけですよ。で、大きな問題は先程から挙げている通りAppleが何らかの制限をかけるかどうかです。MacOSが例えば東芝とか富士通あたりのダメPCの上でも動くとなればいいんですが、相も変わらずApple製PCの上でしか動かせないなんて事になるとお話にならない。そうなれば結局コストは下がってるはずなのにも関わらず他のよりも割高になって消費者からすれば「なんのこっちゃ」なわけです。

じゃあ、どうすればいいのか。Appleは当然MacOSに可搬性を持たせる必要があります。どのPCでも動く、ただしうちのPCではWindowsは付けて売らないといった形にせざるをえません。でなければWindowsの方が売れてしまうのは現在の市場の都合上仕方のない事ですから。例えば早速intel archのPCがAppleから発売されたとして、OEM Mac OS X版とWindows XP home SP2版 二つのモデルを用意して販売したとしたらXPのが売れます間違いなく、だってパンピーはWindows以外必要としてませんから(これに関してはLinux絡みの話でも散々書いてます)、それでもって人柱上等な人でもない限り移植されたてほやほやのMacOSなんかいきなり手をつけませんて。

もうここまでくるとほんとにWindows以外のOS受け入れられる余地はないんですが、Macにもまだ生き残る余地はあります。専用機です。といってもMacしか動かないクソPCという事ではなくて、例えば映像処理専用機だとかそういったもの。intel archでも何でもいいからとりあえず固定客を作らないと難しいです。Linuxはサーバーや組み込みあっての今の流行り具合であってけして個人向け販売やデスクトップOSとして流行ってるわけではありません。あくまでPCとしてのMacは、Linux同様ヲタ向けにしておいてOSやハードウェアを何らかの機能に特化させるというのが生き残る道なんじゃないかなと思います。もちろんこれは過去に書いたLinux絡みの記事同様、デスクトップOSとしてのMacの性能や機能の何が悪いというわけではありません。ただWindowsが幅を効かせすぎている現状、参入したところで勝目がないというだけの話で売り込むなら別の切り口から入っていった方がよかろうという事です。

まあここまで言ってなんですが、x86向けMacOS Xが出てそれなりにマトモな性能で動くようになれば私は買いますよ。出しても1万3千5百円までですけど。それ以上高いようならzeta買いますzeta。
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2005年07月12日

キタキター!!

BeOSの後継「ZETA 1.0」、遂に国内向け販売開始 (MYCOM PC WEB)

Berry Japanは7日、ドイツyellowTABが開発するマルチメディアOS「ZETA(ズィータ) 1.0」を国内向けに発売開始した。販売価格は通常ライセンス版が15,800円、アップグレードライセンス版が2,980円。Berry Japanが運営するオンラインショップのほか、これまでZETA製品候補版の販売にあたってきたPC-CRAFT、大手コンビニエンスストア系列のセブンドリーム・ドットコムで販売される。



酔ってる最中にハッピーなニュースを見てテンションが上がりまくってます。
いよいよ来ましたかーZeta! 買いたいけれども金は無し 無念なり。

マルチメディアOSという事で簡単な映像編集ツールなんかも付属しているようで中々楽しめそうです。オープンソース等々の恩恵を享受しつつ(協調していきたいと以前yellowTABが言ってたので)、アプリの幅を広げ、なおかつ商用アプリ等も増えていけばそれなりに活躍できるんじゃないかなと思います。まあこれで商業的に失敗してしまえばほんとにBeOS系列のOSはここで終りになってしまう可能性が高いと見ているので是非ともyellowTABと各代理店には企業的な努力を惜しまず頑張ってほしいなと思います。

あるいはPC向けOSとしてパッケージ版を販売しつつも、映像処理専用機へのOEM供給やそれ向けのカスタマイズ版の供給等も並行して進めていくとかすれば生存の可能性は広がっていくんじゃないかなと思います。こういう事を言うとよく「そんな事をしてもどうせ売れない。自殺(寿命を縮める)行為だ」というような事を言う人がいますが、何もしないとほんとに何も残せないまま消えてしまい、ヲタの餌にしかならないどうしようもない商品として幕を閉じてしまうので出来る限りメーカーや代理店側で可能性を広げながら頑張っていただきたい。
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2005年06月23日

や、やめてくれ

japan.linux.com | 大型小売店がLinux販売へ踏み出そうとしている理由

LinspireのCEO、Kevin Carmony氏が当編集部に語ったところでは、このLinuxソフトウェア企業は、今夏をLinux小売店にとって最大の好機と見込んでいる。その理由として、販売支援が整うこと、LinuxデスクトップおよびLinuxノートブックのラインナップが出揃うこと、そして7月末までにMicro Centerの20店舗すべてにLinux商品セクションが設置される見通しであることを挙げた。



もしも 日本の各大手家電量販店で LinuxPCが 発売されたら

〜ケース1〜
客「これ安いですね、これください」
店員「Windowsと違いますよ」
客「Windowsって何?」
店員「一般的なパソコン用の基本システムですよ」
客「じゃあこれは一般的じゃないんだ?」
店員「そうですね」
売れない。

〜ケース2〜
Linspire入りの激安PCを買う

(Windows用のアプリを入れようとして)入らない 使えないよ、どうなってんの

店「それはWindowsじゃないので動きませんよ」

な なんだってー!で、Windowsって何?

細かい説明

よしわかった、返品したい。

店「不良があるわけじゃないのでだめです」

な なんだってー!このやろう!このLinspireとかいうものがそもそも欠陥品じゃねーか!(Windowsの)ソフトが動かないのが何よりの証拠!

評判ガタ落ち
posted by bf109 at 21:12| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月27日

SCO またしても訴状変更

japan.linux.com | SCO Groupの対IBM訴訟で3度目となる訴状変更

SCO Group(米国ユタ州リンドン)は、IBMが同社のUnixコードのうち200,000行を自由に配布されているLinuxオペレーティング・システムに流用した証拠があると主張している。提訴以来、同社はその訴状内容をたびたび変更しているが、このほど3度目となる変更を連邦裁判所に求めた。



一方のSCOは、コード転用の証拠は過去半年の間にIBMから得た文書で初めて知ったと主張している。



( ゚д゚)ポカーン
この騒動を始めた段階で「既に証拠は揃っていて、然る可きときがくればいつでも証拠は出せる(だから、Linuxを使ってるてめえら皆金払わないと大変な事になるぜ)」と言っていた人はどこのだれですか…と。何処の誰もなく当然それはSCOのダールマクブライド様その人なんですが、よくもまあ今になってこんな事が言えるなと。散々これまで証拠出せと判事から命令が出ていたにも関わらず裁判所側から見て「証拠足りうる物」が一個も出せてない現状を考えると何とか争点をコロコロと変える事で「証拠に必要な要件」を変化させ、裁判所から「じゃあそう主張するなら、いついつまでに証拠だせ」と言わせる事で、期限を延ばして裁判を長びかせようとしているとしか思えない。

AとBとCという主張に関する証拠としてA'とB'とC'という証拠を用意する義務がSCOに発生して、SCOはその証拠の用意が出来ない。期限が迫ると「AとBとCなんていう主張はしていない、訴状を書き直した通り我々はDとEとFという主張している。AとBとCなんて事は始めから言っていないから証拠を出す義務はない」という具合に訴状を書換えるわけです。
で、そうなれば当然判事は「じゃあDとEとFの証拠を出しなさい」と言うわけですが、SCOは当然のように「我々はDとEとFなんていう主張はしていない。書き直した訴状を見ればわかる通りGとHとIという主張をしている」と同じように切り抜けるわけです。

こんな事が延々と続いてるわけですよ。馬鹿馬鹿しい。
posted by bf109 at 16:17| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月24日

安くなるからと言われても

Wired News - 使える「不良品」チップでコストダウン? - : Hotwired


 南カリフォルニア大学で研究を行なうメルビン・ブリューアー教授によると、チップメーカーがチップの不良製品をすべて処分する今のやり方をあらためれば、家電製品は大幅に安くなるという。



不良品を使って安くするんじゃなくて、極力不良品が出ないようにするとかいう方が良いような気がしないでもないですが、それは置いておいて「不良品を使う」という事に対して一言。

"機械が"ミスをするのは良くないです。例え重要な用途じゃないにしてもです。

機械を扱う人間が「何しでかすかわからない」のに、更に機械までミスされたんじゃ一体何が起るのかわかったもんじゃないです。あと不良品の"不良の程度"のチェックも金かかるでしょうよ。特にCPUなんてのは網で魚取るのと一緒で色んな程度のものが混ってきますから、それぞれ検査して分別して−なんてやってられないかと。製品になるかならないかの基準でもって"ゴミか製品か"の二択にしたほうが手間がかからなくていい。

色んな「不良」の相乗効果でわけわかんなくなりますよ たぶん。
ハードの欠陥 ソフトの欠陥 人間のミスと。ハードがとりあえずミスせず人間の言う事さえきちんと聞いて仕事をこなしていれば、何か失敗があった時疑う先はソフトか人間かだけで済むわけですが、そこにハードが絡んでくると問題の幅がグンと広がると思われ。

でもまあ、私のような貧乏人向けに「信頼性が極端に低い代りに、異常に安い」という製品を捨て値で売ってくれるなら歓迎です。いわゆるあれですよ、おせんべいの割れたやつの詰合せみたいなね。おせんべいの方は見て呉れが悪いだけで製品にならず、味は何ら問題ないから食べれますがハードウェアまでそうなるとちょっと不安ではあります。記事にある例を使うと「計算結果に常に2を加える」という不具合があるプロセッサがあったといて、それが本当に「2を加える」という不具合のみなのかどうかというのが疑わしい。例えばその2を加えるという故障の原因が内部で電圧が不安定になってるとか、どっかがショートしてるとか何とかいう場合だったとして、特定の条件下において発熱量が異常に上がるとか、何かの拍子に白煙を吹き上げるとかいう事になると最悪です。突然バチッという音とともに他のパーツを巻き添えにしてショートとか…安物買いの銭失いという典型的な事にもなりかねないです。

無論ですが、記事中にもある通り検査にはコストがかかるので、どの程度まで不具合を追い掛けるかというのも限度があるわけです。「常に2を加える」という不具合は使ってみればすぐわかるでしょうが、それ以外の問題(その不具合の本質的な原因と、それが原因となって引き起す可能性のある問題)は洗い出しきれないんじゃないかなと。

どう考えも「安かろう悪かろう」という製品にしかならないわけで、単に計算結果が狂うからどうだとか言うよりも、物理的な安全性が損なわれる可能性があるという時点で怖いです。
posted by bf109 at 15:50| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月22日

( ´_ゝ`)Linuxに移行ですって

japan.linux.com | PGAツアーで活躍するLinux

ゴルフファンの注目を集めるPGAツアーは、これまでもインタラクティブWebサイトPGAtour.comや試合の進行をリアルタイムに提供するプログラムTOURcastでLinuxを多用してきたが、その良好な運用実績から、内部のメール・システムとイントラネットもRed Hatに移行しつつある。



コストの問題でLinuxに移行して、更に他のものもサポが切れるNTからLinuxに移行しようとかなんとか悩んでる話。人材にある程度恵まれていて、会社側も教育受けさせる気がちゃんとあるらしく移行もその後も順調との事。日本じゃあまり考えられないですね。

スタッフがLinuxを使いこなせるようになると、「Linuxでできることは、Linuxでやってみよう」という姿勢に転じた。

こういうポジティブな考え方もあまり見掛けないですし、「できる事をやってみる」のはいいにしてもきちんと判断が出来るところも多くはないでしょうね。活気のある職場と活力のある社員いうのは羨ましい限りで。
posted by bf109 at 14:24| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 外界での出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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